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日本再共済連では、自然環境の再生をテーマとする社会貢献活動として国内では2007年度から「富士山の森づくり」を、2009年度からは海外での環境保全活動を開始しています。
海外での活動は、公益財団法人オイスカが実施する環境保全プロジェクトの一つである「フィリピンルソン島ヌエバビスカヤ」における森林の再生や緑化維持、地域の子ども達を中心におこなう環境教育の向上のための活動経費を3か年計画で支援するものです。
2010年7月にはこの支援に加え、日本再共済連と会員の職員で構成するボランティアを派遣し、現地での植林活動を実施しました。
派遣期間は7月18日〜23日、参加者は13名。
ヌエバビスカヤはフィリピンの中でもとくに森林破壊が著しい地域であり、マニラからバスで約8時間北上した場所にあります。
現地滞在3日間のうち1日は緑化活動および環境教育をすすめている小学校の訪問、2日間は山の中に入り、植林を実施しました。
植林したエリアは以前植えた成長の早い品種に変えて今回は成長の遅い原生品種を植えて本来の森の姿に近づけるという目的がありました。苗木ポットから土がこぼれ落ちないようにビニールを丁寧にはずし、掘った穴にセットした後、踏み固めるというシンプルな作業でしたが、暑さと急斜面という厳しい環境の中ではイメージどおりに体が動きません。しかし、時間とともに作業に慣れ、2日間で現地ワーカー(作業員)らとともに原生品種6種類の苗木約1000本の植林を完了しました。
参加者からは、植林作業の大変さだけではなく、プロジェクト地のワーカーや子ども達との交流と意見交換により「植えた苗木が子どもたちの成長とともに大きく育って欲しい」「焼畑、放牧、山火事による森林破壊を防止し木を守り育てるには、地域全体で環境問題に対する教育を植林と合わせておこなうことが重要であることを認識した」などの感想が寄せられました。
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